いびきは突然死も引き起こす「睡眠時無呼吸症候群」を防止するのは横向き寝がいい

横向き寝専用の枕も

これまでにイビキを指摘されたことはないでしょうか?「イビキは熟睡している証拠」などと思われがちですが、それは問違い。命を奪われかねない病気のサインかもしれません。

イビキをかく人は、眠っている問に呼吸が何回も止まる「睡眠時無呼吸症候群」に陥っている可能性が非常に大きいのです。
無呼吸とは、呼吸が一晩(7時間睡眠)で30回以上停止する場合と定義されています。
高齢者の診断基準と重症度の判定

睡眠時無呼吸は、この無呼吸が一晩(7時問) の睡眠中に30回以上、あるいは1時問に5回以上、断続的にくり返す病気です。睡眠時無呼吸になっても、呼吸は必ず再開するので、無呼吸が原因で命を落とすことはほとんどありません。

しかし、何度もくり返すことによって、循環器系に大きな影響を与えます。突然死にもつながる高血圧・心筋梗塞・脳梗塞などの発症リスクが高まることがよく知られています。

また、熟睡できないために、昼問に強い眠けに襲われ、交通事故や大きなミスを引き起こしかねません。JRでも大きな事故のニュースがありました。
睡眠時無呼吸症候群の特徴は、「大きなイビキ」「昼問の強い眠け」で、肥満や下あごの小さな痩せている女性に多く見られます。

特に大きなイビキをかく人は、ほぼ全員が睡眠時無呼吸症候群の予備群で、その70%はは睡眠時無呼吸と診断されています。そもそも、イビキはあおむけに横たわり、顔を天井に向けて寝る人によく起こります。

顔を天井に向けて寝ると、気道が狭まり、舌根(舌のつけ根)や軟口蓋(口の奥で通気を調節している柔らかい部分)が空気によって琴えます。この振動で発生するのがイビキです。

起きているときは気道が広がっているため、鼻から入った空気はスムーズに流れます。ところが、寝ているときは筋肉が緩むため、舌根や軟口蓋がのどの奥のほうに下がります。すると、空気の通り道である気道がふさがれて、呼吸できない状態が起こります。これが睡眠時無呼吸症候群なのです。

睡眠時無呼吸症候群は、多くの場合、 横を向いて寝る「横向き寝」をすることで予防・改善できます。横向き寝をすると、舌根や軟口蓋がのどの奥のほうに垂れ下がらなくなるので、気道がしっかりと広がった状態が保たれ、イビキも起こらないし、睡眠時無呼吸も起こりません。私は、

睡眠時無呼吸症候群の方に横向き寝をすすめて、治療効果を上げています。横向き寝を行うには、背中枕や抱き枕を使うと効果的です。また、横向き寝の専用枕も市販されているので、そうしたものを利用するのもいいでしょう。
抱き枕でおすすすめのは「王様の抱き枕」です。

抱き枕の特徴は枕のへこみ部分に頭がすっぽりと自然に収まる感じで、とても寝心地がいいのです。「横向き寝枕を使ったら、数日で朝のガラガラ声が解消されてしまう人もいます。
夜中に2、3回は日が覚めて困っていたのに、ほとんど目が覚めずに熟睡できるようになるなどいびき解消のための枕が直接、快眠につながるのです。

いびき防止に効果的な鼻輪

人によってはその日のうちにいびきが消える

鼻につけるだけでいびきをかかなくなるという不思議な鼻輪の紹介です。この鼻輪は、弾力のある樹脂でできていて、「コ」の字型をしています。
これを、鼻中隔(鼻の穴と穴との間の部分)を挟むようにしてはめるだけで、いびきが消えるというものです。

たいていの人が、つけたその日から効果を認めています。いびきは、本人の睡眠の妨げになるだけでなく、家族にとっても安眠の妨げになります。
そうした悩みを持っている人に鼻輪はとても有効な安眠グッズなのです。なぜこの鼻輪にこのようないびき防止効果があるのかははっきりとわかっていませんが、推測すると次のようなことがいえると思います。

まず、鼻輪をつけることで鼻中隔が刺激を受けます。それが交感神経(意志とは無関係に体のさまざまな働きを支配・調節している自律神経の一種)に伝わって、そ刺激が副腎のアドレナリンの分泌を促します。

アドレナリンとは、血管や心臓の働きを高めるホルモン物質ですから、アドレナリンが分泌されると、鼻の部分の血液循環が改善され、鼻の通りが明らかによくなります。鼻の通りがよくなれば、自然な鼻呼吸ができるようになるので、いびきをかきにくくなり、熟睡できるようになるというわけです。

鼻輪をする際、注意していただきたい点があります。鼻の穴の入り口から1cmほど奥の内側(鼻中隔)の下のあたりを医学用語で「キーゼル・バッハ氏の部位」と呼びますが、この部分は毛細血管が集中しています。
一般に、鼻血の90% はここから出るとも考えられている部分なのです。この鼻輪をつけるときは、このキーゼル・バッハ氏の部位を避け、なるべく鼻の穴の入り口近くにつけるとよいでしょう。

いびき防止グッズ「絆創膏」

のどの渇きを防いで安眠につなげる

睡眠中に口内やのどが渇いて不快になり、目が覚めてしまうことがよくあります。これは、老化現象の1つでもあるようですが、高齢者でなくても空気がひじょうに乾燥しているときやお酒を飲んで寝たとき、またはいびきをかく人や蓄膿症の人にもよくみられます。

このような場合、いったん起きて水を飲んだりすると、目が覚めてしまい、なかなか再び寝つくことができません。
不眠症と睡眠障害はこちら
1度や2度ならいいでしょうが、毎日のようにこれが続くと、なんとなく体がだるくて疲れやすくなり、そのうち体調を崩してしまいます。

睡眠中に口内が渇く原因の多くは、口を開けて呼吸をしているからです。「口を閉じて鼻で呼吸しながら眠れば渇かない」はずだと思い切ってばんそうこうで口を封じてみたのです。

すると、鼻呼吸になって舌の根元がのどのほうに落ちないため、いびきが小さくなり、口の渇きがなくなってきたのです。途中で目が覚めることもなく、快適な睡眠がとれるようになりました。

ばんそうこうは、市販のもので、口唇にガーゼがかかるようにし、口に斜めにはります。
口呼吸の害は意外に影響が大きいといえるかもしれません。

いびきを防止する傾斜枕

病的ないびきと心配無用のいびき

いびきは、医療の対象とされるものとそうでないものとの境界にある症状です。そのため、患者さんは、特別気にせず放置しているか、どこで診断してくれるのかわからなくて困っているか、両極端の方が大半です。

最近は、睡眠時無呼吸症候群との関係から、総合病院の一角に「睡眠呼吸障害センター」などを設けているところも見受けられます。しかし、病的でない単純ないびきへの医療機関の関心はまだまだ薄いようです。いびきには、あまり気にしなくてもよいものと、注意が必要なものとの2種類があります。

いびきは酸素不足をもたらす

お酒を飲んだときや過労などのときにかくいびきで、規則的な静かな音のものならあまり気にする必要はありません。

一方、常習的に大いびきをかき、周囲を悩ませている人で、目覚めたときに疲労感があったり、日中強い眠けに襲われたりする人は、専門医に相談し、その原因を調べて治療する必要があります。

いびきの音が急に代わったら要注意

いびきの原因として、一般的に次のようなものがあげられます。

  1. 肥満や猪首(首が短く太い)という体型的な問題で気道(肺に達する空気の通路)が狭くなって起こる場合
  2. 鼻すじが曲がって見える人で、片方の鼻が詰まりやすい場合や、鼻の穴が狭いなど鼻に問題がある場合
  3. 扁桃肥大や口蓋垂( のどちんこ)が長い人が、さらに上を向いて寝ると舌がのどの奥に垂れ下がり、気道を狭くするなど、のどの形態が原因となる場合

また、最近では、かたいものをかまなくなったせいか、下顎が小さい人が多く、歯や舌が口内に収まり切らないことが原因でいびきをかくという新しいパターンも出て2きました。

体型上の問題は別として、鼻やのど、あごや歯のかみ合わせなどが原因となっている場合は、専門医に相談して治療することでいびきは軽減します。

そのほか、内科や精神・神経科の病気が原因でいびきをかいている場合も少なくありません。いびきには、実にさまざまな音があります。

いびきをかく人は、睡眠中にいびきを録音するなどして、常にチェックしておくことが大切です。今までのいびきと音が急に変わったり、人間の発する音とは思えないようないびき、呼吸のリズムが速いいびき、そして息を吐くときも吸うときも音が出る往復いびきなどは、要注意です。

また、はじめはときどきしかいびきをかかなかったのに、常習的な深酒と疲労で毎日かくようになると、睡眠時無呼吸症候群に移行することも多く、それにともなって心臓病や高血圧が起こります。ただのいびきだからという油断は禁物です。

とくに病的な問題がない場合は、マウステープなどを使って口を開けて寝る状態を改善すれば、簡単に治る場合があります。
応急的な対応はこちらに紹介されています
さらに、横を向いて寝ることで口蓋垂や軟口蓋が気道を狭くすることを防ぐ「傾斜枕」などを利用するのもひじょうに効果的でおすすめです。

高さ調整が自由

では、いびき解消に効果的な傾斜枕の作り方です。この枕は、病的なものを含めたいびきの方への家庭療法の一環として開発し、おすすめしているものですが、病的でないふつうのいびきでは、100% 近くの方に効果絶大です。
もちろん、いびきをかかない人もふつうに使えますし、お酒や疲労で今夜はいびきをかきそうだというときの予防としても使える便利な枕です。
まず、六〇cm×120cmの布を二枚、枕の中に入れるかための素材2種類(ソバガラ、パイプ、ひのきのチップなど)、枕の中に入れるやわらかい素材一種類( スポンジ、羽毛、ウレタン、綿など)、120cmのファスナー1本を用意します。不要になった枕の中身を使えば簡単に作れます。

使い勝手によって中身をふやしたりへらしたりしたいときは、ファスナーを開いて調整します。使い方は、まず長いほうを横にして、広げて持ちます。2~3度振って、両サイドのパイプやソバガラが下に片寄るようにします。そして、その状態で床などに置き、ぐるぐる丸めます。
すると、中身の詰まったほうは高く、片方は低くなります。枕をかたく丸めるほど高低差が出るので、高い枕を好む人や体格のよい人、肩幅の広い人には、らくな寝姿勢になります。

逆に、やせ型の人や肩幅のない人、首の短い人などはソフトに丸めてください。この傾斜枕に頭をのせると、枕に左右差ができることによって自然と横向き寝になり、枕の中身の片寄りぐあいを変えることでいつでも簡単に自分の好みに合った高さ調節ができるのです。

睡眠時無呼吸症候群を防ぐ「テニスボールパジャマ」

突然死が怖い「睡眠時無呼吸症候群」

近年、夜中の突然死の原因として注目されている病気に、睡眠時無呼吸症候群があります。

この病気は睡眠時に呼吸が断続的に停止するもので、1976年にアメリカの睡眠学者が「7時間以上の夜間睡眠の間に10秒以上の呼吸停止が30回以上認められる場合を睡眠時無呼吸症候群とする」という定義を提唱し、知られるようになりました。

現在の診断基準は、「睡眠1時間あたり10秒以上の呼吸停止が5回以上認められる場合」とされており、1時間に20回までなら軽症、50回以上は重症と考えます。

この睡眠時無呼吸症候群の九割は、上気道(鼻からのどにかけての空気の通り道)の閉塞だけで胸や腹の呼吸運動が保たれている閉塞型です。

その原因は、肥満や扁桃肥大、慢性副鼻腔(いわゆる蓄膿症)などののどや鼻の病気で、脂肪がふえて筋肉に締まりがなくなってくる中高年の男性に多いこと、習慣性の大いびきをともなうことなどが特徴としてあげられます。

無呼吸によって睡眠が分断されることにより、日中の過度の眠け、注意力や集中力の低下、起床時の頭重感や口の渇きなどの症状も出てきます。

そして、こうして夜間にきちんと眠れない状態が続くと自律神経(意志とは無関係に内臓や血管などの働きを支配している神経) のバランスが崩れて、血圧の上昇や不整脈が起こりやすくなったりし、最悪の場合は脳梗塞(脳の血管が詰まって起こる病気)や心不全で突然死する危険も出てくるわけです。

いびきのひどい太り気味の中年男性で、起床時に熟睡感が得られず、頭重感や口の渇きのある人は、家族に睡眠時の呼吸状態を確認してもらい、疑わしい場合には、早めに専門医の診断を受けるようにしてください。

横向き寝をして気道を広げる

睡眠時無呼吸症候群の治療は、肥満ならダイエット、扁桃肥大なら扁桃の摘出というように、原因によって異なります。

主に、肥満が原因の軽症のケースは精神科だけで対処しますが、この場合、ダイエットとアセタソラマインドという呼吸促進作用のある薬を使っての治療が基本となります。

そして、これらに加えて必要になってくるのが、寝酒、寝タバコの厳禁と、枕なし(または低い枕)の横向きの体位で寝ることなどの生活指導です。

アルコールやタバコはのどの粘膜を収縮させて気道を狭める一因になります。同様に高い枕を使っての上向き寝も解剖学上、もっとも気道が狭まる体位でよくありません。

頭を低くした横向き寝は、逆に解剖学上気道がもっとも開く体位なのです。枕がどうしても必要なら、真ん中がへこんだ形のものを使うのがよいでしょう。ただし、現実的に横向き寝を一晩じゅう継続するのは難しく、多くの人は「横向きで寝はじめたのに、途中で無意識のうちに上向きになってしまう」と訴えます。

そこで、横向き寝を維持する1つのアイディアとしてすすめるようになったのが、パジャマの背中側に硬式のテニスボールを装着して寝る方法です。背中にボールがあれば背中が痛くて上向きでは寝られないので、寝返りを打っても自然に横向きが保たれるようになるわけです。

ポケットの口をボタンやスナップで止められるようにしておけば、睡眠中にボールが飛び出すこともありません。睡眠時無呼吸症候群で治療中の人やいびきでお悩みの人は、ぜひお試しください。

抱き枕も効果的です。枕を抱くことによって横を向けるのでいびきを防止できます。
王様の抱き枕

睡眠時無呼吸症候群

3つに分類できる

睡眠時無呼吸症候群は、最近その病名をよく耳にするようになりましたが、実際にどういう病気なのかは意外と知られていません。
また、「呼吸が止まっているようだ」と家族に指摘されないかぎり、本人にとっては眠っている間に起こることですから、自覚がないこともあって放置しがちな病気です。

睡眠時無呼吸症候群は、文字どおり、睡眠中に呼吸が止まる状態です。のどの気道(空気の通り道)の上部がふさがる「閉塞型」と呼吸中枢の機能低下によって起こる「中枢型」、さらに両者が混合した「混合型」があります。現在、無呼吸症の診断を受ける人のほとんどは、閉塞型であるといわれています。

では、なぜ眠っている間に呼吸が止まるのでしょうか。閉塞型の場合は、上気道(鼻からのどにかけての空気の通り道)が狭くなってしまうためで、中枢型の場合は気道には異常はないのですが、脳の呼吸中枢から呼吸筋への命令伝達がうまくいかないことが原因です。

混合型の場合は、両者の要素が混じって起こります。呼吸が止まるというとびっくりされるかもしれませんが、もちろんずっと止まっているわけではありません。専門的にいえば、眠っているときに10~90秒(平均30秒ほど) の無呼吸状態が一晩に30回以上くり返されると、無呼吸症候群と診断されます。

いびきをかく人は要注意

このようなことがなぜ起こるかを説明する前に、まず鏡で口の中をじっくり見てください。すぐにのどの真ん中の奥にある口蓋垂( のどちんこ)とそのすぐ上にある上顎の奥のやわらかい部分である軟口蓋が見えるはずです。そして、口蓋垂の真下から舌が突き出ているはずです。舌のつけ根のことを舌根といいます。

上気道を囲んでいるこれら筋肉は、起きているときはそれぞれの位置にきちんと位置していますが、上を向いて眠ってしまうと、緊張が低下して筋肉が弛緩し、口蓋垂と軟口蓋が後方に垂れ下がっていきます。

すると、上気道をふさぐことになり、同時に舌根も重力で上気道に落ち込んでしまいます。そのため、上気道は起きて座っているときにくらべてかなり狭くなってしまうのです。肥満や鼻の病気などでもともと上気通が狭い人だと、狭いところに口蓋垂と軟口蓋、舌根が垂れ込んでくるわけですから、気道が完全にふさがれてしまい、窒息状態を起こすのです。そうなると満足な呼吸ができませんから、血液中の酸素の濃度が低下し、二酸化炭素の濃度が上昇します。さらに、脳にある呼吸中枢が刺激されて息を吸い込もうとすると激しい呼吸運動が起こるのです。

その結果、最終的には強い呼吸運動が上気道の閉塞に打ち勝って、空気が肺に送り込まれます。このとき、狭くなった軌道の壁が振動して、吸気性の激しいいびきが起こります。こうした閉塞型の無呼吸を起こしやすい人の条件は、「肥満」「老化」「飲酒」「過労」です。太ると、首の周囲や気道の周辺に肉がついて上気道を狭くします。とりわけ、首が短い猪首型の人に起こりがちです。
また、年をとると筋肉の緊張が弱くなって口蓋垂と軟口蓋などがたるんでしまうため、あお向けに寝ると口蓋垂などが後方に落ち込んで上気道を狭くします。そのほか、過度のお酒は決して質のよい眠りが得られるわけではありません。しかも、「前後不覚」というほどに飲むと、気道周辺の筋肉を弛緩させることになります。過労もまた、ぐったりと眠り込んでしまうため、筋肉は完全に弛緩してしまいます。いずれの場合も、いびきをかく率の高さと比例していることにお気づきでしょう。大いびきをかく人は、睡眠時無呼吸症候群を疑ってみる必要があるというのは、以上のような理由からです。

循環器系に負担がかかる

睡眠時無呼吸症候群が慢性的に起こると、快眠が妨げられて脳の休息が損なわれるだけではありません。もっとも怖いのは、息を激しく吸い込むために、胸郭(胸の周りの骨格)の中の圧力が上がったり下がったりすることで、肺や心臓などの循環器系に負担がかかることです。

循環器系の中でもとくに、体全体に酸素叩を循環させる肺循環に負担がかかります。全身をめぐった血液は、心臓の4つに分かれている部屋の1つである右心房から右心室に入り、その後心臓のポンプによって肺に送り出されるのですが、その肺循環に負担がかかってしまうため、右心室が肥大してくるのです。

その結果として、全身性高血圧症、心筋梗塞などを起こしやすくなります。また、血液中の酸素がへって二酸化炭素がふえ、低酸素状態になるので、すぐには目立った変化はなくても、長い間には脳にも悪い影響が現れます。

無呼吸になるのを防ぐには、横向きに寝ることです。うつぶせでもかまいません。いびきをかく人を横向きにすると、それだけでいびきが止まることはよく知られていますが、無呼吸も同じ理屈です。上を向いて寝るから口蓋垂と軟口蓋が後方に沈下し、舌根などが後ろに垂れ下がるわけです。横を向いて寝ると上気道のほうには垂れ下がらず、横向きになるだけで低酸素状態を防ぐことができます。これはいうまでもないことですが、過度のアルコール摂取や過労を控え、肥満の方は体重をへらすよう日々努力することが大切です。抱き枕などを利用するのも手です。