脳のストレスを解消する急所は背中の筋肉

背中の筋肉をほぐせば脳のストレスがとれる

筋肉の緊張をほぐすと脳のストレスが解消するしくみについてです。筋肉には、体の動きを調節するという重要な働きがあります。体の動きはすべて、脳から出された命令が、神経を通じて筋肉に伝わることによって起こるのです。
その一方で、体を動かすと筋肉からの情報が神経を通じて脳に伝わります。つまり、脳と筋肉は密接に結びついているといえるのです。

脳には、体の動きを担う運動野という領域がありますが、体を動かすと、運動野だけでなく、脳の幅広い領域が刺激されることも明らかになってきました。

例えば、運動をすればホルモンの分泌を調整するる脳下垂体という部位が刺激され、活発に働くようになります。心身をリラックスさせる役割は、副交感神経という自律神経の一つが担っています。筋肉の緊張をほぐすと、副交感神経の働きが活発になり、それが脳にも快感を与えてストレスが解消するのではないかと考えられます。

脊椎起立筋には赤筋が多い

筋肉にはさまざまな種類があり、大きなものから小さなものまで600種を超えます。中でも脳と深くかかわっているのは「抗重力筋」です。抗重力筋には、背中にある脊柱起立筋や肩にある僧帽筋、お尻にある大殿筋、太ももにある大腿二頭筋、くらはぎにあるヒラメ筋などがあります。抗重力筋は、直立歩行するときに姿勢を保つのが主な役割です。
抗重力筋が発達しているのは生物の中でも人間のみ。というのも、直立歩行できる生物は人間だけだからです。

直立歩行するには、重い頭を支えなければならず、体のバランスが不安定なので、人問は進化の過程で抗重力筋を発達させてきたのです。さらに筋肉には、主に日常の動作をするときや姿勢を保つときに使われる赤筋と、主に大きな力を出すときに使われる自筋があります。
そして、抗重力筋は大半が赤筋です。自筋は、脳の命令で働くことが多く、脳に情報を送ることはあまりありません。ところが、赤筋は常に使われているため、脳と頻繁に情報をやりとりしています。
つまり、抗重力筋を使えば、それだけ脳が強く刺激されるのです。そのような抗重力筋の中で、脳の働きにとって最も重要なのは、脊柱(背骨)を取り囲んでいる脊柱起立筋といえるでしょう。脊柱は、頭や上申丁身を支える人体の大黒柱。それに加え、手足などの骨も支え、全身の姿勢を保っています。その脊柱を支えて守り、正しく動けるように助けているのが脊柱起立筋なのです。

脊柱起立筋には、人間の体の中で最も多くの赤筋が集まっています。そのため、脊柱起立筋を刺激すれば、脳との情報のやりとりが激増すると考えられます。こうした考えに基づいて考え出されたのが、前の記事でも紹介したホメオストレッチです。

ホメオストレッチは、バランスセラピーの技術取得者を入れた2人組で行うのが基本。相手の脊柱起立筋や尤もも・お尻などの抗重力筋を、手でゆっくりと規則的に押して刺激するのです。
ホメオストレッチを2人1組で行うのには理由があります。人間には、ほかの人と触れ合いたいという欲求があります。相手に身を任せることによって孤独感がいやされ心身がリラックスするのです。できれば、ホメオストレッチは毎日行うことが肝心。そこで、私たちはホメオストレッチを1人で行うやり方「脳マッサージ整体」を考案しました。

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