真っ白になった脂肪肝の肝臓も「しじみ」で元気いっぱいに!



大食い、大酒は肝臓に大きなダメージ

肝臓は「沈黙の臓器」で、肝障害が深刻に悪化するまで自覚症状は全くありません。そのため、潜在的な肝臓病患者は多数いると考えられています。5年前の2011年の人間ドック受診者(全国で313万人)において、異常が発見された生活習慣病のトップは意外にも肝機能異常で、実に33.3% 。高血圧や肥満を上回って、受診者の3人に1人は肝臓の異変を抱えていました。

特に現在問題なのが、C型やB型のウィルス性肝炎に加えて、脂肪肝とアルコール性肝障害の患者数が増えていること。肝臓は栄養の代謝と貯蔵を行うほか、アルコールの解毒を担う一大工場とも呼べる臓器です。それだけに、大食いや大酒のダメージをまともに背負いこんでしまうのです。加えて、精神的なストレスも肝機能悪化の誘因となることから、現代は肝臓にとって受難の時代ともいわれています。

特に最近、脂肪肝を放置したままだと、肝硬変や肝臓ガンにまで進行するケースがあることがわかってきました。(脂肪肝についてはこちら

γGTP 、GOT(AST)、GPT(ALT)など肝機能値の悪化とともに、だるさ、むくみ、黄痘、背中の痛みなどの兆候がすでに現れていれば、なおさら早急に肝臓の養生術を実行すべきです。
そこで、おすすめできるのが、シジミです。シジミは古来有名な強肝食ですが、特産地である島根県の宍道湖では、とりわけシジミの貝殻の効能を伝える逸話があります。

江戸時代中期、全国を巡礼中のお坊さんが、湖で採れたシジミの貝殻を焼いて村人に飲ませました。すると、黄痘や体の疲れなど、肝臓病特有の症状がたちまち消えたというのです。そこで、シジミのの効能を科学的に評価するべく研究を行ったのです。

毒素の分解を促進するしじみ

しじみを摂取すると、衰えた肝機能を回復に導くことが明確に認められました。さらに、肝機能障害を起こしたL ECラットにシジミを投与する実験を行いました。その結果、シジミを投与しなかったグループと比較して、肝機能の指標となるGOT、GPTの数値は、ともに大きく改善されたのです。実際に肝機能が回復している証しとして生存率も上昇したほか、コレステロール、中性脂肪などのデータもそろって改善していることがわかりました。

現在判明しているのが肝細胞の増殖促進です。傷んだ肝細胞を修復して、アルコールやアンモニアなどなど毒素の分解能力を高めるのです。その結果、期待できる効能は4つに大別できます。

  1. 脂肪肝の改善
    肝臓に蓄えられた脂肪を消費する代謝能力が高まって、脂肪肝が解消されていきます。
  2. 尿酸の排出
    尿がアルカリ性に傾くと、体の老廃物である尿酸の排出が促されます。
  3. ナトリウム排出
    シジミは、血圧上昇の引き金となる血液中のナトリウムを排出させる力にすぐれています。
  4. 肝機能の正常化
    γGTP 、GOT(AST)、GPT(ALT)など肝臓に含まれる酵素が、血液に漏れ出す状態を改善します。

こうした研究成果からシジミの肝機能値の安定化や、脂肪肝、黄痘の改善報告が続々寄せられています。肝炎・肝硬変をストップする肝臓の楯として、万全の信頼を得ているのです。